おじさん介護日記

楽しく介護。時々後ろ向き

医者を疑うことも必要「セカンドオピニオン」の重要性

おじさんは回復期病院から自宅に戻った直後に急性胆嚢炎になった。

 

このタイミングで病気になっていなかったら、もう少し体の機能は上がっていたのかも、と今も思う。

 

 

2016年3月22日に回復期病院を退院。

自宅療養に。

 

その1週間後、私が夕方帰った夜22時ごろ、おじさんは激しい腹痛を訴え、救急車で病院に運ばれた。

 

搬送先は今後かかりつけ医になる病院。

 

私は翌朝、電話で知らされ病院へ。

熱が38度前後で、痛みもなくならずご飯も食べられない状態。

 

診断は、急性胆嚢炎の疑いだったが、最終的に原因不明で痛み止めの薬を飲まされるのみ。

 

様子を見て、ご飯が普通のものに戻ったら退院しましょう、と言われた。

 

以前から腹痛があることから、この痛みも精神的なもの、環境の変化でひどくなったのでは、とのこと。

 

翌日になっても痛みがひどく、改善する様子が全くない。

 

本当に精神的なものなのか?納得がいかず、担当医に他の病院で診てもらいたいと伝え、日赤の紹介状を書いてもらう。

 

翌日退院し、そのまま日赤へ受診。

問診、血液検査などの結果、

 

『急性胆嚢炎』

 

それも胆嚢が腐りかけていて、悪い細菌が体全身に周り敗血症になりかけている。

すぐにドレナージを行わないと危険。

 

連れて行かれた処置室からはおじさんの叫び声。

本当に大丈夫なのか?何か変なことされてるんじゃないか?

不安なまま処置が終わるのを待った。

 

処置は無事に終わり、症状は改善されていった。

 

しかし、このまま胆嚢を放っておけないので手術をすることに。

 

おじさんは普段飲んでいる薬の中に、血をさらさらにする薬、固まりにくくする薬があるので、すぐに手術は出来ない。

また予約もいっぱいとのことで、このまま入院して手術が出来るタイミングを待つ。

 

結局、救急車で運ばれてから、退院するまで1ヶ月もかかった。

 

当然手術をしたので体力は落ちる。

それに入院している間はほとんど車イスに乗れなかったので、回復期病院で培った体力も一気になくなってしまった。

 

回復期病院では順調に出ていた排便の循環が崩れてしまったのもここからな気がする。

 

今回のことで学んだ。

 

医者の診断は絶対ではない。

過剰に疑う必要はないが、過剰に信用し過ぎてはいけない。

 

判断が遅かったら命に関わることになっていたかもしれない。

 

自分の体のこと。

安心して治療を受けるためにも、不安があったらセカンドオピニオンの選択を。