おじさん介護日記

楽しく介護。時々後ろ向き

初めての落下で傷だらけ

久しぶりの投稿。

 

まだまだ暑い日が続いているが、

夕方近くになるとだいぶ涼しくなる。

 

最近はその時間におじさんと散歩に行くことが

多い。

散歩と言っても近くのコンビニや公園に行き、

1時間くらいで戻るくらい。

それでも、太陽を浴びて外の風を感じる

時間はおじさんにはとても大事。

 

昨日も暑かったが15時過ぎには

涼しくなってきたので散歩へ。

 

いつも通りコンビニに行き、

小腹を満たすものを買い、帰路につく。

 

気持ちの良い風が吹いており気分も

良かったので途中犬がいる少し遠回りの道で

帰ろうか、となった。

 

その道を通ったのはだいぶ前。

飼われている犬は人懐っこく、

隙間から撫でて、と要求してくるような犬。

その犬はそばや飼い犬で駐車場の隙間から

顔を覗かせるのだが、久しぶりだからか

急に勢いよく吠えてきた。

 

私も少し驚き、おじさんもビクッと

身を後ろにひいた。

反動でおじさんの身体が前のめりに。

まずい!と服を掴んで何とか落ちるのを

阻止しようとしたが、おじさんの足が

車イスに絡まり、痛い!と叫ぶ。

無理に持ち堪えるの諦め、

服を持ち勢いを消す。

ゆっくりおじさんは落ちていった。

 

おじさんの顔や手の指、ひざには

擦り傷がたくさん。

おじさんの体勢を仰向けにし、

筋や骨に何かあったら大変、と身体を確認。

とりあえず異常はなさそう。

 

さてどうしようか。

 

リハビリで地面から車イスに戻る練習は

していたので案外冷静。

しかし、身長180㎝、体重70キロ以上の

車イスに乗れないおじさんを私1人で

戻すのは無理。

もう1人介助してくれる人が必要なので、

たまたま実家にいた息子に電話。

すぐにでてくれて、10分くらいで

着きそうとのこと。

 

戻る練習は最近していなかったので

少し心配だったが、到着した息子に

手伝ってもらい、1度で上手くいき

車イスに戻れた。

 

そのあとは車イスを押して家に帰り、

ベッドに戻しておじさんの傷の手当て。

消毒し必要なとこには絆創膏をして

処置は終了。

 

おじさんは疲れたようですぐに

眠りについた。

 

 

今日も傷以外の痛みはないよう。

 

とりあえずひと安心。

 

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今回からの教訓

◾︎いざという時の応援先をちゃんと決めておく。

 

今回はたまたま息子が帰ってきてたから良かったが、いつもいるわけではない。

最終的には救急車だと思っているが、

なるべく避けたい。

 

◾︎先を見越したリハビリと準備。

 

今まで落ちることはなかったけど、

そうなった時の事を想定してやっておいた

リハビリが役に立った。

自分たちが今後何を出来るようになりたいか、

それが出来るようになる為のリハビリも

もちろん、どんな事が起こりうるのかを

見越し準備をしておく。

 

今回は何もなかったのでおじさんと2人、

笑い話になっているし、

笑い話で済んでよかった。

 

いざとい時の備えの大切さを改めて

感じたのと、リハビリでのことを

実践でやれたおじさんの成長を感じた1日。

 

次の日、少し身体が痛かった私。

案外気と体を張っていたようです。