おじさん介護日記

楽しく介護。時々後ろ向き

寄り添うということ

昨日おじさんのケアマネジャーが自宅に来られた。

毎月の書類の捺印とおじさんの様子を確認するためだ。

 

私がおじさんのことを1番わかっているので、基本一緒にいる時に訪問。

 

私はこういう類の人が嫌い。

 

おじさんが倒れてから関わるようになり、嫌いになっていった。

 

昨日も久しぶりに感情が波立った。

最近はなかったので久しぶりの感情。

 

原因は、

おじさんの体のことを表面的にしか知らないのにわかったようにアドバイスをしてくるから。

 

具体的には、

デイケアでの過ごし方について。

 

今のリハビリの内容は薄いのでは?

滞在時間を長くした方が希望のリハビリが出来ると思うのですが。

⬇︎

今は体力を付けるのが最優先。

もっと濃いリハビリをしたいのはやまやま。体調が安定せず、デイケアを休みがちで体力が落ちてるから、リハビリの内容よりも、ちゃんとリハビリに行き体力をつけることが今は重要

むしろ今の状態できつい練習をした方が危険。PTさんも同じ認識

 

 

そもそも、最初はお昼を挟んで午後までいるプランだったが、体調が安定せず、午後までいられないから午前中だけに変わった。

週3日だったが、休んで行けないからデイケアの方から週2に減らされたのだ。

 

今の状況になった経緯、今の体の状態、何もわかっていない。

 

わからなければもっと細かく聞いてくればいい。

 

それもなしにわかったようなアドバイスをしてくる事が腹立たしい。

 

ここまでは、腹が立つ程度。

 

当然、この内容を伝えて反論させて頂いたのだが、むしろこの後の言葉が怒りの原因。

 

『頑張ってデイケア行って下さいね』

 

何度この言葉を聞いただろう。

 

家では両親から言われ、訪問の看護、リハの方に言われ、デイケアでのPTに言われ、ケアマネから言われ。

 

デイケアに行きたい、リハビリをしたいと1番思っているのはおじさんで、お腹が痛くても「頑張っていかな」と、痛みを堪えて頑張って行っているのはおじさんだ。

 

最初は私も頑張りが足りないのでは、と思ったこともある。

 

でも近くで見てきて、話しをして、

 

健常者の私達とは痛みの感じ方も違っている、おじさんの辛さはわかってあげられないけど、受け入れて、今何が出来るかを考えるようにしよう、

 

そう思えるようになった。

 

それからはこの言葉を言われるたびに、おじさんの代わりに反論して、この言葉を言われることもなくなっていった。

 

介護の仕事では、きっとこの言葉は定型で、

深く考えずに出る言葉で、悪気なんてないのだろう。

 

しかし、おじさんは、誰にも理解してもらえないんだ、とこの言葉で傷つき、仮病に見られるてるんだろうな、と悲しそうに笑うのだ。

 

相手は仕事だから、最低限のことをやってもらえたらそれでいい。

 

私はおじさんに寄り添い、1番の理解者でいてあげたい。