おじさん介護日記

楽しく介護。時々後ろ向き

乗車失敗からの学び

最近私たちは大きな失敗をした。

車の助手席への乗り移りに失敗し、おじさんが地面に落ちてしまったのだ。

 

大きなケガはなく大事には至らなかったのだが、何箇所かの擦り傷と、右足の軽い捻挫、上半身の筋肉痛、首の痛みが残った。

因みに私は両腕の筋肉痛。

 

車に乗り始めて2年になるが初めての落車。

 

ずり落ちそうになった時、とにかく座席か車イスに戻そうと、私も必死になって持ち上げようとした。

しかし、おじさんは体重70キロ越え。力で戻すことは到底無理。

おじさんが自分の体を支えられるポジションに足の位置を変えるよう指示するも、それもうまくいかない。そういう障害があるんだから出来ないのはあたり前なんだけど。

 

車に戻すのは諦め、地面に落ちる時ケガがないよう、おじさんの足の位置をなんとか変えながら、ズボンを引っ張りゆっくりお尻を地面においた。

 

でもその後が大変。

 

おじさんの両親が2人とも在宅だったので良かった。

地面に落ちたおじさんを1人で車イスに戻すのは無理。

以前、万が一地面に落ちた時にどうやって戻るかを訪問リハで練習していたので、その方法を実践。

お父さんに足を抑えてもらい、私がズボンのウエスト部分をもち、おじさんとタイミングを合わせてお尻を上げる。持ち上がったお尻の下に、車イスを移動させ戻すのだ。

 

1度失敗したが、2回目で成功。

私もおじさんも部屋のベットに戻った時は疲労困憊。

とりあえずおじさんの体が無事か確認。

骨折などなくて良かった。

 

今回のことを振り返り、同じことがないようにしなければ。

 

■なぜ起きたか

 

*私が自信過剰になっていた

最近、車に乗る時のお尻の位置の浅さが気になっていた。、しかし、私も慣れてきてるから介助で何とかなるだろうと思っていた。

 

*危機管理の甘さ

落車した日はデイケアを早退し、、数日前から右目が痛かったので眼科に行った帰りだった。デイケアに行くと、家で過ごすより数段疲れる。それに重ねて、目が見えずらくなっていたのだから、よく考えれば危ないことに気づいたはず。

 

学んだことも、

 

万が一失敗しても、おじさんの体を優先。

 

無理して何とかしようとせず、ケガがないように対処することを最優先で考えないといけないということ。

結局1人で何とかしようとしても無理。

誰かに助けてもらうことを躊躇わないこと。

 

でも、自分の所為だとだいぶ凹んだな。