おじさん介護日記

楽しく介護。時々後ろ向き

NHKスペシャルを見て

日曜、NHKスペシャルを見た。

 

『彼女は安楽死を選んだ』

 

■番組内容

去年、一人の日本人女性が、スイスで安楽死を行った。女性は重い神経難病を患い、自分らしさを保ったまま亡くなりたいと願っていた。患者の死期を積極的に早める安楽死は日本では認められていない。そんな中で、民間の安楽死団体が、海外からも希望者を受け入れているスイスで安楽死することを希望する日本人が出始めている。この死を選んだ女性と、彼女の選択と向き合い続けた家族の姿は、私たちに何を問いかけるのか見つめる。
 

テレビを見て頭に浮かんだのは、

おじさんの言葉、

 

「死ぬことさえ出来ない。」

 

この言葉を発したのは、まだそんな前のことではない。

 

おじさんはあまり自分の感情を表に出す方ではなく、どちらかというと大らかで落ち着いている。

私とは正反対のタイプ。

 

倒れてからも弱音は吐かず、自分が1番辛くて誰かに当たりたくもなるだろうに、全くそんなことはしない。

むしろ冗談やおどけたりして笑わせたり。

 

入院中もへとへとになりながらリハビリと自主練を毎日こなし、何とか元の体に近づけるよう頑張っていた。

 

退院してからも同じ。出来る限りの努力をしている。

 

そんなおじさんが、発した言葉。

 

NHKスペシャルはおじさんと一緒に見た。

おじさんはこの番組を見て、何を思ったのだろう。

死ぬことを選択出来て羨ましいのだろうか、

それとも、

死ぬことを選択しなければならない人もいるのだから自分は諦めてはいけない、だろうか。

 

番組を見終わったあと、

何となく怖くて聞けなかった。