障害者理解の齟齬
不意におじさんが、
「この前ニュースで、障害者に対してのアンケートで、パラリンピックで障害者に対しての理解が深まるか、ていう結果が出てた。何割くらいだと思う?」
「どうだろう、5割くらいかな?」
「1割だって」
少ないね、でもなぜ急にその話題?
聞いてみると、
最近、某24時間テレビとか、オリンピック、パラリンピックまであと1年という事で、障害者がフューチャーされている番組をよく目にするけど、あんまり好きではない。
障害にもいろいろな障害があって、テレビで取り上げられるような障害者はほんのひと握り。
大多数の人は、頑張っても物理的に無理だったり、そもそも頑張ることさえ出来ない人が多い。
普通の人が、テレビで流れてるものを見て、凄いことだけど頑張れば出来るんだ、出来ない人は頑張りが足りないんだ、と思ってしまうのではないか、そこを懸念してる。
そうか、そういう見方をするのか、目から鱗だった。
おじさんも頑張りたくても頑張れないことが多い。
デイケアを休むとき、さぼってると思われてるんだろうな、ぼそ、と呟いていたのを思い出した。
オリンピックに向けて、宿泊施設のバリアフリー化の整備は3割にとどまっているようだ。
ただでさえ生きにくい障害者が、どこへでも行きやすい社会になれるのだろうか。