朗読の時間
本を読むことは簡単そうで難しい。
眼振がある目で文字を読むことが難しいだけではない。
本を両手で開いたままにしながら薄い紙1枚だけを指先でめくる。
今のおじさんにはとうてい出来ない行為。
そんなだから今のおじさんはもっぱらテレビっ子。
おじさんは小さい頃からピアノを弾き、クラシックやジャズ、ポップス、モー娘。など多岐に渡って音楽が好き。
最近私が読んだ本(ブログで知った本)がとても良著で、その著者の本で音楽に関するノンフィクションの作品をおじさんに勧めたら興味を持ち、読み聞かせをしてあげることに。
一日、二節くらい(だいたい10ページ)。
聞くだけなので楽なのかと思いきや、耳からの情報を頭にインプットしてから理解する、という工程が慣れないらしく、案外長くは聞いていられないらしい。
まだ序説と第1章を少し。
テレビの騒がしい情報ではない、声だけの耳障りの良い、良質な文章。
たわいのない静かな時間がおじさんの生活の中では大きな潤いになれば嬉しい。
私も滑舌良く読めるように練習しないと。